「自分へご褒美♪」
そう言って、ついついお財布の紐がゆるんでいませんか?
共働きの時の私の財布の紐は常にゆるみっぱなしでした。
人生の貯め時と呼ばれる期間を浪費で過ごし、貯金は進まず…。そして想定外の退職で専業主婦になり、家計はいま火の車です。笑
使えるお金の金額が少なくなっても、お金の習慣はなかなかすぐに変えられるものではありません。
ついつい無駄遣いしたくなった時、自分への戒めとして心の中で唱えている言葉を紹介します。
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浪費家にとって危険な言葉「自分へのご褒美」「自己投資」
浪費家にとって、「自分へのご褒美」の他にも危険な言葉があります。
それは「自己投資」です。
- 毎月1万7千円もする加圧トレーニング:筋肉をつけるため(=健康)
- 1回6千円するストレッチを月に4回:体を柔らかくするため(=健康)
- 1本2万円する化粧水:見た目を若々しく保つため
今まで私が行ってきた「自己投資」です。
上に挙げた意外にも、ホットヨガに通ったり、英会話教室に通ったりなど、「自己投資」という名のもといっぱいお金を遣っています。
「教養のため」と新品で購入した本も、読まずに放置している本がいっぱいあります…。
そのため、時間ができた今は、読んでいなかった本をせっせせっせと読み、読んだら売る…を繰り返しています。
「バビロンの大富豪」という本も最近になって読み始めた本の一冊です。
古代都市バビロンは、裕福な都市だったと言われています。
バビロンの市民の考え方をもとに、時代が経っても変わらない普遍的な富の築き方が書かれているのがこの本です。
不滅の名著、バビロンの大富豪
初版が1926年に発行されているにも関わらず、今でも人気を誇っていることがこの本の考え方が「普遍であること」を物語っています。
大島豊著、グスコー出版の日本語版の本は2008年が初版ですが、私が2016年に購入した時には既に17刷。
(購入してから読むまでに、3年もかかってしまいました…!)
昔ながらのベストセラーということもあって、今となっては書いてある内容はありきたりのもの(投資・節約の考え方が書かれた本や記事をいくつか読むと、書かれているような内容のもの)が多い印象を受けました。
稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく
本で、最初の方に出てくる教訓の1つです。
稼いだお金の1割を取っておく。
何割を貯金に回すとよいかのアドバイスは読むものによって変わってきますが、経済情報誌を読むと似たようなことはよく書かれています。
ただ、「自分のものとする」というところがポイントです。
この法則を聞いた登場人物は言います。「自分の稼いだお金は全部自分のものだ」と。
その発言に対し、賢者は言います。
愚か者め。おまえが支払いをしている相手は、すべて自分以外の人間だ。まだ分からぬのか。おまえは他人のために汗水たらして働いているのだ。
引用『バビロンの大富豪』P37-38
上の言葉、私の心に突き刺さりました。
自分のためにお金を遣っていると思っていたけど、他人のためだった
自分へのご褒美で買った、高級バッグ、財布、少し高めのスイーツ、ランチ。
自己投資だと思って支払った、加圧トレーニング、ストレッチ、化粧水…、結局のところ他人の生活のためだったわけです。
バッグや財布については今でも使い続けているものもありますが、数回使っただけでメルカリに出品したものも何割かあります。
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加圧トレーニングで付いた筋肉は落ち、逆に落ちた脂肪は戻り、ストレッチで柔らかくなった体も今や元通り。
お金の遣い方次第ではまた違った結果だったのかもしれませんが、私の過去を振り返ると「自己投資」だと思っていたものは「ただの浪費」でした。
最近、無駄遣いをしたい衝動に駆られた時は
自分へのご褒美でも、自己投資でもない! ただ他人にお金を支払っているだけだ!
と、自分の心の中で何回か唱えています。
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最後までご覧くださり、ありがとうございました。
2019.1.26
結衣子