小話

minneで初めての買い物。残念な対応から学ぶ

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minneで自分のお店をオープンする前に、3点商品を購入してみました。評価件数の多い人気の作家さんにしぼって商品を購入したのですが、人気の方にも関わらず残念な作家さんがいらっしゃってその方から買ったことを後悔しました。

それは小さなことの積み重ねではあるのですが、全体を通して見るとなんだか不誠実な対応に思えてしまって、実際に商品を目にした時には今後そのハンドメイド作品を使用していきたいとは思えませんでした。

過去の記事でも少し触れましたが、不快な気持ちを味わってからだと“誰”から購入するのかということがいかに大切なのか身にしみてきます。

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ハンドメイド作品をまだ販売したことのない、購入者視点しか持っていない私が、残念に感じたことを綴っていきます。

実際に体験してみないと、私も他の方にやりかねなかったような些細なことです。ただの愚痴にすぎませんので、ご覧の際はご注意ください。

この記事の目次です。

 

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オリジナリティがない

今回私が残念に感じた作品は、アクセサリーです。

購入前には気付きませんでした。私も作品を作っていくなかで気付いたのですが、その方の作品は誰でも買える大手のアクセサリーパーツを2つ(特徴的なパーツ1つと、チェーン)組み合わせていただけだったんです。

商品説明のページや作家の方のプロフィールを見て、こだわりを持って作品作りをされている方だとすっかり勘違いをしていました。

「類似品お断り」などの記載があり、購入前は「人気で模倣されてしまうような方なんだ」と思っていたのに、今では「誰でも作れるような作品なんだから、似て当然」と同じ文章でもこうも感じ方が変わってしまうのかと、驚くばかりです。

ハンドメイドのアクセサリー分野は強豪がしのぎを削っている分野だと思っていたのですが、評価が2000以上もある作家さんがこのような感じだと、真の意味でオリジナリティのあるアクセサリーはあんまり多くないのかな?と思えてきてしまいます。

 

事務作業の詰めが甘い

発送通知の誤送信

購入した翌日くらいには発送通知が来たのですが、4日経っても商品が届かず、今回レターパックでお願いしていたので、追跡番号を教えてほしい旨連絡をしました。

レターパックの送料は私持ちです。初めての取引で心配だったため、一番安いのは定形外でしたが、少し奮発してレターパックでお願いしていました。

すぐに返信が来たのですが、「発送通知を早く送信してしまった。本日郵送した」とのこと。こちらから連絡を取り、追跡番号を教えてほしいと言っていましたが、結局追跡番号は教えてもらえませんでした…。

作家さんからのメッセージなし※こちらが問い合わせた場合は除く

追跡番号って、誰のためのものなのでしょう?

送り手・受け手双方が安心して取引するためのものだと思っているので、受け手が送料を負担しているのであればなおさら、追跡番号は事前に教えてほしいと思いました。

この方、注文殺到のため、minneから自動で送られるメッセージ以外は送らないとプロフィール欄にあらかじめ書かれています。メッセージが全くなく、発送通知が来たのに商品は届かない(出品者がどこに住んでおり、どこから発送しているのかも分からない)…という不安な日々を過ごしました。

商品発送後にメッセージを送られるような方であれば、発送通知を誤って押してしまった場合も気付くことができたと思います。

事務作業で顧客満足度は左右する

事務作業を行うことによって、利益が生まれるわけではありません。注文がいっぱい来ているような方であれば、事務作業を最低限にし、作品創作にあてた方が稼ぎになるでしょう。

しかし、事務作業は詰めの甘さによって人に不安を抱かせたり、逆に丁寧な対応によってもっと買い物を満足させるものにさせたり、お客様の満足度を大きく左右させるものになりうると思います。

作品が売れ始めたら、もっと売って稼ぎが欲しい!と思うようになるのでしょうが、事務作業だけはしっかり行おうと心に決めました。

 

作家さんの住所・名前がない

ハンドメイド作品を売るにあたって、住所と本名を公開しなくてはいけないのかな? と私も迷っていました。

しかし実際に送り手の住所も名前もない荷物が届くと(住所はおおまかには書いてありますが、番地など詳細の情報はありません。名前もminneで使用しているハンドルネームしか書かれていません)届いた封筒を見ていっきに不安になりました。

届け先の住所や送料などで何か不備があった場合、依頼主のもとへ返送されます。依頼主の住所がしっかりしていないと、何かあった時に商品が届かないじゃないですか。

荷物が紛失した場合、送り主には責任がないと本当に言えるんでしょうか?

あと、私は住所も本名も電話番号も知らせていたので、作家さんだけ個人情報保護で教えないのは納得できませんでした。お互い匿名配送ということなら、何も思わなかったと思うのですが。

 

作品の到着は待っても1週間?

待つのが苦手な私の感想なのですが、どれだけ注文が殺到していても、支払い後にお客様を待たせるのは1週間程度かな?と思いました。

お金を支払った時が一番、その物を買ったことに対して喜びが大きいと思います。忘れた頃に品物が届いても、「そういえば買ってたな」と思うだけで、買ってすぐ届く時と比べて商品受領時に感じる喜びが小さくなってしまうように感じました。

客様が購入時の喜びを忘れていないうちに、商品を届ける」ことが、お客様を喜ばせるポイントだと思います。

お客様の手元になるべく早く届けるというのを優先させるのならば、ある程度作成済みのハンドメイドの在庫を手元に置いておいた方がいいでしょうが、作成済みの在庫をいっぱい抱えるのは売れ残った場合の処分が大変なため、どういう方法を採用するかは悩ましいところです。

いま読んでいる「高くても売れる!ハンドメイド作家ブランド作りの教科書」では、受注⇒制作(送付)⇒受注…と、受注する週と制作する週を1週間ずつ交互でされている作家さんが取り上げられていました。(おそらく、制作時は注文を受け付けていません)

どう振舞っていくかは悩みどころですが、受注と制作を同時並行させず、受注と制作どちらかを優先させる週を交互にもうけるのも一つの手かな、と思います。

 

まとめ

今回の学びを私のお店作りにいかすために、以下の点に気をつけようと思います。

  • 自分の作品に対するオリジナリティを常に追求し、絵画、生け花などアクセサリー以外の芸術からインスピレーションを得る
  • 受注時、発送時のお客様へのメッセージは必ず送る
  • お互いに匿名の配送でないのであれば、商品の紛失を防ぐためにも住所氏名は記載する
  • お客様の支払い後、1週間以内には手元に届くように仕組みを考える

オリジナリティの点は、ディップフラワーという花をモチーフにしたアクセサリーである以上、ある程度は類似してしまう可能性が高いのですが…。オリジナリティの追求はし続けていこうと思います。

❖ この記事で紹介させていただいた本


高くても売れる!ハンドメイド作家ブランド作りの教科書 [ マツドアケミ ]

 

ユイカ

2018.9.27

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