「現在は、学資保険ではお金は増えない。場合によっては元本割れする可能性もある」
と聞きますが、そうは言ってもソニー生命の学資保険の場合、商品や支払い方によっては107%の返戻率があります。(2019年1月時点)
- 教育資金としての積み立てなので、元本割れは避けたい
- 普通預金・定期預金よりお金が増えるのであれば問題ない
という考えのもと、ソニー生命の方に家まで来ていただき、お話を伺いました。
貯蓄目的で学資保険に加入したい旨伝えたところ、まさかの「現時点では、加入はおすすめしません」と言われてしまいました。
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学資保険よりもお金を増やせる商品が出てくる可能性
他社の学資保険と比べると返戻率の高いソニー生命の学資保険ですが、私の子どもの頃に比べると遥かに低いです。
なぜ以前ほどお金が増えないのか? 原因の1つはマイナス金利の影響だと言われています。
「マイナス金利の政策が終わった場合、定期預金の金利は回復し、保険商品の返礼率も今より高くなる可能性が高い。
学資保険を始めると、払い始めて子どもがお金を受け取るまでの間、107%の返戻率で固定されてしまう。
途中で解約すると元本割れしてしまうため、現時点で最終の返戻率を決め、途中でやめることができないのはリスクになる。」
とソニー生命の方から説明を受けました。
マイナス金利政策は景気が回復したら終わると言われていますが、いつ終わるのかは未定…。
ただ、いろいろ調べても現在の経済状況の場合、「預貯金の金利は変動、住宅ローンの金利は長期固定がよい」という意見が目立ったので、ソニー生命の方が言われているのはあながち間違いではなさそうです。
児童手当はもらってすぐ子どもに投資するのが一番よい
保険の加入や、投資を行おうとすると、最近よく聞くセリフが「将来的に円の価値は下がっていく」というもの。
保険加入の場合は、ドル建ての保険をおすすめされたり、投資の場合も金や他国への投資を一部しておいた方がいいと言われたり。
日銀は2%のインフレを目指しているので、目標通り行くと将来的に物価が上がり、お金の価値が下がるのは確実そうです。
ソニー生命の方からは、「子どもの習い事に使ったりして、円の価値が高いうちに使っておいた方がいいですよ。数年後に同じことをさせようと思っても、値上がりしていて、今と同じ価格でできるとは限りませんから」と言われました。
インフレになると、借金している人は得をし、貯金をしている人は損をするようです。
そのため、現時点での借金は前倒し返済などをせず、持っているお金は少しずつ運用した方がよいというのがインフレについて調べると、多くのインターネットページで出てくる説明です。
やる気のある子どもに投資するのと、やる気のない子どもに投資するのとでは、投資効率が全く違うと考えている私としては、子どもの教育にお金をかけるのが必ずしも一番よい投資方法だとは思わないのですが、子ども次第では習い事にお金をつかってもいいのかもしれません。
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教育資金の貯蓄を他の貯蓄と分けて考えない方がいい
教育資金、マイホーム購入費、老後の資金…分けて考えている家庭は多いのではないかと思います。
ひとつひとつ分けて考えず、一緒に考えた方がトータルで考えた時に得をする(出費が少なくてすむ)場合が多い、と言われました。
たとえば、貯めた児童手当を住宅の頭金にひとまず使用する、という考え方です。
住宅ローンで支払う金利を少なく抑えられるのであれば、その浮いたお金を子どもの教育資金に回すことができます。
奨学金の前倒し返済を検討した時も、金利の低い奨学金を前倒し返済するより、車のローンや住宅ローンで借りる金額を低く抑えた方がよい、という意見を聞いたことがあります。
我が家は現状、住宅購入の予定も、マイホームに対する憧れもないのですが、住みたい地域に3LDKの賃貸がなかなかないので、住宅購入も仕方がないかな…という感じです。
ひとまず学資保険加入は見送ることに
ソニー生命の方が我が家のライフプランを作成してくれるそうなので、ひとまず学資保険加入は子どもが生まれて落ち着くまで見送ることにしました。
ライフプラン…私は既に、他のファイナンシャルプランナーの方に作成していただいたことがあります。
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ソニー生命の方が言うに、ソニー生命の方が作ってくださるライフプランはただの収入と支出を機械的に計算したものではなく、ライフプランに合わせて柔軟に対応できるものだとのこと。
一般的に学資保険は保険会社にとって薄利なため、学資保険をきっかけに話を聞きたいと言ってきた顧客に対し、もっと儲けのいい保険商品の営業をかけるのだそうです。
何を契約させようとしているのか、少し恐いです…。笑
ただ、ソニー生命の作成するライフプランに興味があるため、ライフプランだけは作成してもらおうと思います。
次会う時までに、もう少し本を読んで保険について学んでおこうと思います。
2019.1.17
結衣子