節約

「質の良いものを長く」使いたいのに、結局安物買いの銭失いになるのは何故

あなたは「質の良いものを長く使う派」と「安いものを買い替えていく派」のどちらですか?

こういう質問を受けたら私は、「質のいいものを長く使う派です! 質の良いものの方が長持ちするし、気に入ったものを使えている方が毎日楽しい!」と答えていました。

しかし、ある日ふと気付きました。

あれ? ちょっと待って…。

私、そんなに質のいいもの買えてない!

いつもギリギリになって「早く買わなきゃ」と焦り、結局それほど気に入ってもいない安物を買っている!

なんでこんなことになっているんだろう…。原因と対処法を検討してみました。

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私の憧れる「質の良いものを長く使う人」像

収入の高い人で質の良いものを長く使う派の方がいたとしても、私の理想とはちょっと違います。

お金があれば、質の良いものを無理なく買えるじゃないですか。羨ましい限りです。

収入があまり高くないのに、上手くやりくりをしてお金をかけるところにはかけている、みたいな方を心から尊敬しています。

学生の時バイト先にいた美人な女性の方は、美容にお金をかけたり、ブランドものをよく身に着けていたり、定期的に旅行(国内・海外)へ行ったりされていたのですが、複数のアルバイトを無理のない範囲で掛け持ちすることでその生活を維持されていました。

「そのお金をどこから抽出したんだろう?」と不思議に思うのですが、その方の場合、電車での移動は回数券を上手く利用したり、旅行の際はマイルを上手く使ったりなど、いろいろ調べて工夫して削れるところは削っていそうでした。

友人の話を聞いていても、契約社員で手取り月収はそれほどなくても、自分の買いたいと考えていた車を、ローンを組まずに現金一括で購入する方もいたりなど…。

“お金の遣い方“を習う機会は学生時代にはありませんが、人生を大きく左右する物事だと思います。

誰も教えてくれないからこそ、自分で考えていく必要があります。

 

私が上手くいっていない原因

必ずしも「高価なもの=質の良いもの」とは限りませんが、「質の良いもの=高価なもの」のこと、多くありませんか?

1つ買うにしても、質の良いものを買うにはまとまったお金が必要です。

① 買い物が行きあたりばったりである

私の場合、物が必要な時に「まとまったお金」を用意できていないことが最大の原因だと考えられます。

貯金があっても、違う目的のために使用する必要があり、物を買う必要がある時にそのお金を遣うことはできない状況なのです。

買い物が行きあたりばったりになっているんですよね。

上手くやりくりされている方は、何をいつまでに買う必要があるのか事前に計画を立て、必要金額に向けて毎月積み立てをされていたりします。

たとえば、「次シーズンは新しいコートを新調したい。×月頃に〇万円のコートを買いたい」と考えたタイミングで、×月までに△ヵ月あるから、今月から毎月□万円「コート費積み立て」を行う、といった具合です。

計画的に貯めてきたお金であれば、勢いで買い物をすることはきっとないのでしょう。

② 「今後必要かも」という判断で買い物をする傾向がある

本当に必要なもの」しか買わないようにしていれば、数少ない本当に欲しいものにお金をかけることができます。

私の場合、「このコートが可愛い! 今後必要になるだろうし、いま買ってしまおう」といった感じに、本当に必要としている時以外にも気に入ったものがあれば買ってしまう傾向があります。

見た目は気に入っていても着る機会がなく、クローゼットに眠ったままになっていて結局メルカリで購入価格の半額以下で売る、ということもしばしば…。

断捨離の方の記事を読むと、「『いつか使うかも』で物を取っておいても使わないことが多いため、思い切って捨ててしまいましょう」といった記載を見ることがありますが、『いつか使うかも』の買い物はもっと危険です。

買ったものの金額分だけ無駄遣いになります。

 

お金をかけるもの・かけないもの

全てに対して質のいいものを買えるだけの財力があればいいのですが、私の場合はそこまでお金をかけることができません。

私の生活で特にお金をかけたいものを考えてみました。

お金をかけたいもの

  • アクセサリー
  • コート
  • ジャケット
  • スカーフ
  • バッグ
  • 食材

長く使っても傷みにくいもの、身に着けていると高級感があるものを中心にリストアップしています。

体をつくるもと」である食材も、私の中ではお金をかけたいものの一つです。

我が家では、外食を減らしつつも、オーガニックの宅配野菜のサービスを使い、食事を作っています。

最初はオーガニック野菜も節約対象だったのですが、食べ物を変えることで体が改善されていることを実感すると、健康は何物にも代えがたく、手放せないものになってきました。

新鮮な野菜の場合、味付けが薄くても美味しく食べることができ、全体的に減塩することができるんです。

食事を減塩すると体のむくみが改善され、しばらく続けると以前よりも体が軽く感じられるようになってきました。軽い体は疲れにくく、生活の質が向上したような気がします。(※あくまで私の経験談です。)

気になる方はぜひ、オーガニックの野菜を3ヵ月程度試してみてください。(同じ味付けの仕方だと変わらないので、味付けを薄くすることもお忘れなく)

お金をかけないもの

  • 一時的な使用に限られるもの
  • スキンケア化粧品

「お金をかけたいもの」に記載していないもの以外は「お金をかけないもの」に当たるのですが、以前の私はお金をかけていたものの、いろいろ考えた末にお金をかけることをやめたものを列挙してみました。

ベビー用品、妊娠中のみに使用するものなど、一時的な使用に限られるものについてはお金をあまりかけていません。

部屋の片づけのために最近メルカリを多用しているのですが、あまり使用せずにメルカリで出品することになった高価なものを見ると、どうしてももったいないと思う気持ちが拭えません。

今はどの商品も高級路線が売れ筋だと思うのですが、私の子どもの頃(または私の親)はそれほどお金を遣わずにすませていたものも多いので、自分の子どもの頃にお金を遣ってもらったものについてはお金をかけますが、それ以外のものについては節約しています。

また、最近の一番の節約は「スキンケア化粧品」です。

スキンケア化粧品にはお金をかけるべき」その言葉を信じて、フルタイムで働いていた時は1本2万円の化粧水を使用していました。(2万円の導入化粧水、2万円の化粧水、2万円の乳液…といった具合に、1本2万円です)

しかし、佐伯チズさんの考え方に触れ、スキンケアにはお金をかける前に「手間」をかけるべきだと気付かされました。あとは食べ物ですね。

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もちろん、高価なものを使うとすぐに効果を得られるのですが、手間さえかければ数千円の化粧水(ただ、無添加のものを選ぶようにはしています)でも綺麗な肌を手に入れることができます。

 

長く使ううえで気付いた、大切なこと

ものを大切に使い、定期的にメンテナンスすることは重要ですが、それだけでは不十分です。

体型をずっと維持し続ける必要があります。笑

私は結婚する前までずっと同じ体型を維持していたのですが、結婚した途端10kgも太ってしまい、持っていた服の何割かは着られなくなってしまいました。

年末、仕事の都合で急遽スーツを買う必要があり、スーツを購入したものの、4kg痩せた今では腰回りが少しブカブカしています。

実は体型を維持できていれば、年末に25,000円のスーツを買う必要はなかったのです。

そして体型が元に戻ったら、年末買ったスーツは不要になるんです。

誰かが

3万円の服を買うより、3kg痩せた方がおしゃれ

みたいなことを言っていました。

(少し調べてみたのですが、最初にこの言葉を言ったのは誰なのかよく分かりませんでした)

買い物の仕方を考えることも必要ですが、日々の生活スタイルを見直すことが一番の節約につながるのかもしれません。

 

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本記事は、「結衣子は今日のことだけ考える!」というブログに2018年5月6日に掲載されていた記事を加筆・修正したものです。同じライターによって記載されています。

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