2年ほど前から今の家(賃貸)に住んでいるのですが、窓の長さが特殊だったために既製品のカーテンではちょうどいいものがなく、窓枠より少し長めのカーテンを購入し、ずっとカーテンの裾を引きずっていました。
夫は「裾が長い方が、冬は寒くないのではないか?」などと言うのですが、見栄えが個人的に良いとは思えず、裾に埃がすぐ溜まってしまうことが悩みでした。
子どもが生まれるにあたり、なるべく埃の少ない家にしてあげたい…と思い、この度カーテンの裾直しに挑戦しました。
ミシンは小・中学校で習ったことがある程度でしたが、なんとか長さ調整に成功しました。裁縫初心者がミシンをレンタルし、カーテンの裾直しをし、レンタルミシンを返却するまでをまとめました。
見栄えはあまり気にしない(日々の生活で気にならない程度であれば可)、長さの調整さえできればOK!というスタンスで行っています。
正しい方法で、綺麗に長さ調整を行いたい方に関しては本記事は不十分かと思いますので、あらかじめご了承ください。
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ミシンをレンタルした場所
いくつかのサイトを比較し、「Rentio」で「JANOME 電子ミシン 4470 自動糸調子・フットコントローラー付きタイプ」3泊4日 4,980円をレンタルしました。(価格は2018年12月時点のものです)
Rentioを選んだ理由
万が一壊れてしまった場合の補償を見た時に、Rentioが一番安心できたのでRentioを選びました。
Rentioのトップページでは、以下のことがアピールされています。
- 保険料などのオプション料金は追加不要
- 不注意で壊しても負担は最大2,000円*まで
- 過失のない故障に対し修理費の請求なし
*免責代金は商品により異なる場合があります。
商品が壊れた際の補償は、補償のために追加で料金を払わなけらばいけないところがほとんどです。
追加で保険料を払う会社でも、規約をよく読んでみると、「商品故障時は最低料金5,000円を支払うことにより、それ以上の支払いは必要なし」など、保険料を支払うにも関わらず、故障時は更に料金を支払う必要のある会社もありました。
また、機械のため、こちらの不注意ではなくても、使っている時に経年劣化により壊れてしまう可能性もあると思います。
「過失のない故障に対し修理費の請求なし」と言い切っているレンタル会社は私が見た限りだとRentio以外なかったため、Rentioに決めました。
JANOME 電子ミシン 4470を選んだ理由
レンタルなので多くの機種が選べるわけではないのですが、「初心者におすすめ」という記載と、「フットコントローラー付き」という記載を見て、「JANOME 電子ミシン 4470」を選びました。
ミシンの使い方なんてすっかり忘れていましたが、ミシンの使い方のしおりが詳しく丁寧に書かれていたので、あまり悩まずに進めることができました。このミシンを選んで正解だったな、と思います。
レンタルミシン到着!
指定した日時に問題なく到着しました。
返送用の伝票(クロネコヤマト)や返送時に段ボールを閉じるテープもついていました。
届いてすぐ、全ての道具が揃っているか確認しました。(全て含まれていなくても作業には問題ないかもしれませんが、届いていないものは事前に連絡しておかないと、こちらがなくしたのではないかと疑われてしまう恐れがあります)
Rentioのご利用ガイドは、主に返送までの流れのみで、実際のミシンの使い方についてはメーカーのしおりを見て行いました。
ミシンをどう動かすか? など、基礎的な内容も書かれていたため助かりました。
用意しておくべきもの
私は小・中学校の時に購入した裁縫道具が家にあったため、そちらを使用しました。
以下の道具はレンタルに含まれていないため、事前に用意しておく必要があります。
布切りばさみ
カーテンを切らずに、折るだけの場合は普通のはさみで問題ないかもしれません。
私は糸を切る時も糸切りばさみは使用せず、布切りばさみで代用しました。
ミシン糸
私は上の画像のミシン糸を購入しましたが、100均でもミシン糸を買うことができます。
待ち針
私は待ち針を使っても少しずれてしまいましたが、待ち針なしで縫うことはかなり難しかったと思います…。
定規
面倒だと思い、最初のカーテンは定規を使用せずに長さ調整を行った結果、かなりガタガタになってしまいました…。
手間でも、 ちゃんと測って行った方がきれいです。
リッパー
最初にカーテンの縫い目を切る時に使います。リッパーなしでは今回の作業は行えなかったと思います。
ミシンの付属品にも、リッパーのようなもの(おそらくリッパー)は付いていましたが、私は自分で用意したものを使用しました。
アイロン
変えたい長さにカーテンを折り、アイロンをかけて跡をつけてからミシンを使用しました。
アイロンがけをしなくてもできるとは思いますが、アイロンをかけてからの方が楽にできると思います。
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ミシンの準備:一番手こずった
私は、ミシンの準備に一番手こずりました。ボビンの糸巻きが特に辛かったです…。
言い方を変えると、ミシンの準備さえできてしまえば、あとはフットコントローラーを踏むだけなので後は安心です。
一度では上手く行かなかったのですが、付属のしおりを見ながらなんとかボビンの糸巻きに成功しました。
ミシンの針への糸通しは小・中学校の時は苦戦した記憶があるのですが、15~20年程度前のミシンと比べるとかなり使いやすく(ミシン自体に糸通しがついていました)、手順通りに行ったところ上手くセットすることができました。
ボビンはミシンに付いていたボビンを使用しました(3つ付いています)。自分の裁縫セットの中にボビンも含まれていましたが、付属のボビンを使うように注意書きがあったので、指示に従いました。
手順書通りだと、ボビンの糸巻きはミシン針付近にある「スタート・ストップ」ボタンを手押しして行うのですが、フットコントローラーをつけているとスタート・ストップボタンが反応しなかったので注意してください。(他の方法があるのかもしれませんが…)
実際にミシンを使用して直したものたち
カーテンの留め具
紐が切れてしまっていたので、練習ついでに留め具から直すことにしました。
小窓用カーテン(リビング)
このままでも支障はないのですが、せっかくですので練習目的で直すことにしました。
リビングと寝室のカーテン
本番です。カーテンを開けるたびに埃を集めている裾。リビングの緑のカーテンは使用歴2年、寝室のピンクのカーテンは使用歴6年です。
寝室のカーテンは4年間引きずっていたので、裾はすっかり汚くなってしまっていました。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、寝室のカーテンはレースのカーテンも長さ調整をする必要があります。(リビングのレースのカーテンは、ちょうどいい長さのものがあったため、最初からジャストサイズで使用しています)
ミシン使用ーカーテンの留め具編ー
ミシンの縫い目をほどき、新しい糸(100均で購入)と取り替えました。
手探りで行ったので私のやり方が正しいかは分かりませんが、赤色で記載した縫い目を全てほどき、両側のひもを取り替えました。
縫い始めは返し縫いを行いました。
久しぶりのミシン1回目。縫い始める位置を誤ったため、一度に全ては縫えませんでしたが、個人的には満足な出来栄えです。
細かく見ると、布の合わせ方が綺麗でなかったりするのですが、わざわざカーテンの留め具を見ない限り気にならないので、これでよしとしました。
ミシン使用ーカーテン編ー
私は遮光カーテンが好きで、リビングのカーテンも寝室のカーテンも遮光カーテンを使用しています。そのため、普通のカーテンよりも手間はかかったと思います。
リビングのカーテン
寝室のカーテン
布が2重になっていたので、ひとつずつ長さ調整をしていきました。
使っているカーテンがどう縫われているかによるかと思うのですが、私のカーテンはまず横端をほどかないことには長さ調整ができなかったので、横端をほどきました。
長さ調整で使用する長さだけ、糸をほどきました。最初は「全部糸をほどいた方が綺麗かな?」と思ったりもしたのですが、下手くそには向きませんでした。笑
縫う長さが長ければ長いほど、最終地点がずれてしまいがちなんですよね…。
最初に行った小窓用カーテンとリビングカーテンは全てほどいて行ったのですが、最終地点を綺麗に合わせるのが難しく、やや汚くなりました。
そして、リビングカーテン程の長さがあると縫い続けるのも地獄でした。
途中でほどけないように返し縫いを行い、必要な長さだけ糸をほどくのが、初心者には一番綺麗な仕上がりになり、そして何より簡単だと思います。
どちらを先にほどいてもいいと思うのですが、縫い目をほどきます。
ご自宅に合った長さを測っていただくのがベストだと思うのですが、私は長いカーテンの場合、15cm程短くしたところちょうど良い長さになりました。
待ち針を刺しながら、折り目にアイロンをかけてからミシンを使用しました。
緑のカーテン(リビング)はまだ2年程度しか使用しておらず、かつ今後引っ越しの可能性があるため、カーテン自体は切らずに、折って対応しました。
ピンクのカーテン(寝室)は6年使用していて、かつかなり汚れてきてしまっているので、裾を程よい長さに切ってからミシンで縫いました。
手間としては切らずに折るだけの方が楽なのですが、出来栄えを考えると余分な布を切った方がやはり綺麗です。
長さ調整したカーテンの出来栄え
小窓用カーテン(リビング)
一番最初に長さ調整を行ったカーテン。
最初は定規を使わずに行ったので、やはりガタガタしています…。2枚カーテンを重ね合わせると、ガタガタ感が目立ちますね。笑
カーテンを切らずに折っているので、裾が重く、以前と比べるとやや外に広がりがちになりました。
それでも私の中では合格ラインです。笑
リビングカーテン
ちょうどよい長さになりました。カーテンの開け閉めがスムーズにできて、気持ちが良いです。
このカーテンからはちゃんと長さを測ったうえで行ったので、2枚カーテンが合わさった状態でも、小窓用カーテンほど違和感がありません。
小窓用カーテンと同じく、カーテンを切らずに折っているので、裾が重く、以前と比べるとやや外に広がりがちになっています。
寝室カーテン
最後に調整したカーテンだけあって、一番綺麗に仕上がりました。
カーテンの裾は余分な布を切った方が、やはり綺麗な見栄えになります。
夫は「裾を短くすると寒くなるのではないか?」と心配していましたが、現状寒くなったとは感じていません。
ミシンの返却も簡単
自分で用意するものなし! ガムテープさえ不要です。送られてきた段ボールにそのまま詰め、付属のテープで止めました。
返却日の23:59までに手元から離れれば(コンビニに預けるだけで問題なし)、ぎりぎりまで使うことができます。
夕方の4時頃には作業が終わったので、クロネコヤマトに集荷に来てもらいました。
集荷の最終時間は18時半までなのですが、早めに終わったのであれば集荷に来てもらうと楽だと思います。送料は全てRentio負担のため安心です。
今回、カーテンの留め具4本 ⇒ 小窓用カーテン2枚 ⇒ リビングカーテン2枚 ⇒ 寝室用カーテン2枚 ⇒ 寝室用レースカーテン2枚を行いましたが、3泊4日でちょうどよいくらいでした。
間に合わない場合は、インターネットで簡単に延長申請ができます。
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まとめ:初心者でもミシンの長さ調整はできる!
業者にカーテンの長さ調整をお願いするとなると、即日対応はなかなか難しいため、カーテンのない期間が発生してしまいます。また、費用も結構かかってきてしまいます。
自分で長さ調整を行うと安く、かつ順番にカーテンの長さ調整を行っていけばよいため、カーテンのない期間を発生せずに長さ調整が可能です。
ミシンは家庭科の授業以来使用したことがありませんでしたが(高校の授業では家庭科はありませんでした)、なんとか長さ調整を行うことができました。
出来栄えも写真の通りです。
もし裁縫初心者の方で、ミシンでカーテンの裾直しを行いたいが自分に上手くできるか不安…という方がいらっしゃったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
レンタルミシンは「Rentio」がおすすめです。(ミシンの他に、最新家電のレンタルも行っています)
結衣子